僕は世界中を旅をするのが大好きで、約30ヵ国をほぼ全て一人で歩き回ってきた。海外で働いたことやボランティアをしたこともあるが、『一人旅』でしか得られない経験や学びはたくさんある。
ここでは学生時代、イタリアのミラノ・フィレンツェ・ベネチアを一人で旅をしたときを例に、安く海外で旅行する方法や男一人旅の魅力を紹介していきます。
僕は宿泊はホテルでなく、ホステルに泊まることがほとんどです。ホステルは一つの部屋に複数ベットがあって、トイレやシャワーも共同なので値段がめちゃめちゃ安い。
ホステルではいろんな人との出会いも楽しみの一つで、仲良くなって一緒に観光に行ったり、ご飯を食べるのはめちゃめちゃ楽しい。
海外のホステルに泊まっていて驚いたのが、比較的お金も持っている人や頭がよく教養が高い人も結構多い。ただ寝るだけに高いお金を払うのは意味がないと思っている人は日本より多い気がします。
僕は100近くの世界中のホステルに泊まってきたが、宿泊している人はアジア・ヨーロッパから北米・南米まで世界中の国で老若男女も関係なく、若い女の子も普通に泊まっている。
ホステルで日本人には男性はたまに会うが、女性は一度もない。韓国人・中国人・台湾人の女の子はたくさんいるので、アジアでも日本人は警戒心が強いのがよくわかりますね。
最初に訪れた『ミラノ』では、イタリアで観光スポットが少ない場所だが、3人組のスペイン人の友達とホステルの同じ部屋で仲良くなって、いろんなところに行って楽しい時間を過ごせた。
ミラノのセンピオーネ公園にある、スフォルツェスコ城や平和の門を一緒に探索。
朝食は平和の門の近くの道端で、スーパーで買った安いパンにハムとチーズを挟む。
皿も包丁もないがスマホの上に置けばなんとかなる。めちゃめちゃ美味かった。
イタリアはスーパーの食料品は安いのに美味いものが多い。
節約するなら食費を削るのも重要で、ご飯はスーパーで補給すればなんとでもなる。特にチョリソーはめちゃめちゃうまくて、このイタリア旅行では毎日食べていた。
その後は公園で談笑しながら、ゆったりギーターを弾いたり、一緒にミラノ観光を楽しんだ。
友達3人の楽しいイタリア旅行に誰だかわからない日本人を「一緒に観光しようぜ」と誘ってくれる。スペイン語がわからない僕に気を使って3人で話しているときでもわざわざ英語で話してくれる。
本当に優しい奴らだった。あのときは本当にありがとう『muchas gracias』!!
このイタリア旅行では、初めて買った一眼カメラPENTAXの「K-3」でいろいろ撮影した。
PENTAXを選んだ理由は手ブレ補正がカメラ本体に付いていたから、当時の安いAPS-Cのカメラはレンズに手ブレ補正が付いたのが多かった。
K-3で撮影した写真で旅の様子、ミラノ・フィレンツェ・ベネチアのまち、イタリア観光のみどころも紹介していきます。
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カメラまわり
僕がつかっているカメラ機材一覧。日々更新中。
MY Camera Products
ミラノ Milano
サン・シーロ『サッカースタジアム』
僕が観光地が少ない『ミラノ』に長く滞在していたのはサッカー観戦のためです。
ミラノが本拠地のACミランにはケイスケホンダが、インテル・ミラノには長友佑都が当時いた。ACミランとインテル・ミラノは同じ、収容人数75,000人の巨大なサッカー専用スタジアムサン・シーロを本拠地に置いている。
ACミランの試合を上のアッパー席とフィールドに近い席から2試合、インテルの試合をゴール裏の席から1試合観戦した。ケイスケホンダは途中出場、長友はフル出場でしたね。
イタリアのサッカーの観戦スタイルはとにかく激しい。発狂したり、罵声を飛ばしたり、白煙灯がたかれるのも当たり前。
イングランド・ドイツ・スペインでも観戦したことがあるが、イタリアはフーリガンがめちゃめちゃ多いので圧倒的に治安が悪いですね。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会『最後の晩餐』
レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐はミラノの『サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会』でみることができます。
肉眼で見た最後の晩餐は、ダ・ビンチの遠近法が想像以上で本当に本当にすごい。(当時は撮影禁止、いまは撮影可能)
ミラノ大聖堂(ドゥオーモ)
イタリアではまちのそれぞれ代表する聖堂をドゥオーモとよんでいます。
ミラノのドゥオーモ『ミラノ大聖堂』に、サンセットの時間を狙って屋根の上に登った。大聖堂からの赤く染まるミラノのまちは格別です。
イタリアには安くて美味しい店がいっぱい
イタリアはごはんが他のヨーロッパの国にくらべて、安いのにめちゃめちゃ美味い。
海外はハズレの店やレストランは当たり前だが、イタリアではハズレだと感じた店は一つもなかった。ピザやスイーツなど安くて美味しいお店がたくさんあって、いろいろと行ってみると楽しいです。
フィレンチェへ
イタリアの新幹線ユーロスター・イタリアに乗ってフィレンチェへ向かう。
値段は驚きの29€で日本の新幹線にくらべるとめちゃめちゃ安いです。
フィレンツェ Firenze
『フィレンチェ』はまち全体が美術館のようで、歩いているだけでも非日常感が味わえる。
イタリアはもともと一つ一つが小さな国だったので、場所によって全く違う雰囲気が楽しめるのもイタリア旅行の魅力なんです。
サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂(ドゥオーモ)
シンボル的な『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂』の周りは、たくさんの観光客が集まるフィレンチェの中心地です。
ジョットの鐘楼
すぐ横にある『ジョットの鐘楼』に登ると、上からドゥオーモとフィレンチェの景色が一緒に楽しめます。
アルノ川とポンテベッキオ
フィレンチェに流れるアルノ川は正直きれいな川ではないが、フィレンチェの歴史的な雰囲気とあいまっていい感じです。
アルノ川にかかる『ポンテベッキオ』はフィレンツェ最古の橋で、橋の上には宝石店などが建ち並ぶ珍しい橋で、歩くだけでもいろんな歴史を感じられます。
ウフィツィ美術館『ルネサンスの有名絵画の宝庫』
『ウフィツィ美術館』はルネサンス絵画が展示される、フィレンチェを代表する美術館です。
八角形の豪華絢爛の部屋トリブーナを一般に開放したことが、ウフィツィ美術館の起原となっています。
誰もが一度は見たことがある有名な作品がたくさん。
アカデミア美術館『ダビデ像』
『アカデミア美術館』ではミケランジェロのダビデ像をみることができます。
ほかにもたくさんの彫刻作品が展示されている。
ヴェッキオ宮殿
『ヴェッキオ宮殿』は入口や周りには巨大彫刻があって、美術館がフィレンチェのまちと一体になった感じです。
ヴェッキオ宮殿のなかにある五百人広間はとにかく豪華絢爛です。
作品も展示されている。
古代ローマ時代の遺跡がヴェッキオ宮殿地下に残っている。
フィレンチェは観光地が多すぎる
フィレンチェにはたくさんの美術館や教会があって、全てを見てまわるのはかなり大変。
ホステルの友達と
フィレンチェでもホステルに泊まって、いろんな国の友達と最高の出会いがあった。
オーストラリア人のカップルと一緒に美術館に行ったり、ブラジル人の友達とフィレンチェのいろんな場所に観光に行ったりと楽しい日々でした。
フィレンチェにも安くて美味しいピザ店がたくさん。
ベネチア Venezia
そしてユーロスター・イタリアに乗って最後の『ベネチア』へ向かいます!
ベネチアはたくさんの島が集まったようなまちで、船がないと移動ができない。
ユーロスターのベネチアの駅からも船で中心部に向かいます。
ベネチアは現実とは思えない不思議な感覚になる、世界中のここにしかない本当に夢のようなまちです。
たくさんの水路があってまさに水の都。
迷路のような水路、アートがいっぱい
迷路のように歩道や水路が入り組んでいて、冒険をしている気分になれる。
まちなかにはストリートパフォーマーや絵画があって、そこらじゅうでアートを感じられる。
サン・マルコ広場
世界一美しい広場といわれる『サンマルコ広場』はベネチアの中心的な場所です。すぐ近くには有名なサンマルコ寺院・ドゥカーレ宮殿がある。
ドゥカーレ宮殿
豪華絢爛な『ドゥカーレ宮殿』はこれぞベネチアの宮殿といった感じです。
有名なため息橋は実際に通ってみると思ったよりも短かい感じです。
ブラーノ島『カラフルな建物がいっぱい』
ベネチアの中心部から少し離れた『ブラーノ島』に船で向かった。
ブラーノ島に向かう船は1時間くらい、長期間の旅行でずっと咳をしていていた僕にイタリア人?のお婆ちゃんが話しかけてくれた。心配して何かしてあげなきゃと思ってくれて、持っていたフリスクをくれたことが凄く嬉しかった。
そういう気持ちは何年経ってもずっと残ってるいい出会いです。
ブラーノ島はカラフルな家が建ち並ぶ、絵本の中にいるような島です。
もともとは漁師町で、海から返ってくる漁師が自分の家を見分けるために、家をペイントしたのでカラフルな島になった。
ブラーノ島がイタリアの男一人旅の終着点です。
という感じで、海外を一人で旅行するといろんな経験や出会いから、日本では得られない価値観や文化を学ぶことができる。日本では当たり前のことでも、外国だと非常識なことがたくさんあって、客観的に日本や自分自身をみることができるようになりました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。何かの参考になると嬉しいです。