オリンピックの起源『古代オリンピック』は、ギリシャのオリンピアで紀元前776年から4年に一度開催されていた、オリンピアの神々を崇拝する大規模イベントでした。
古代オリンピックはゼウス神に捧げる祭典で、オリンピック選手はゼウス神殿の前で競技の公正性を誓っていました。
ゼウス神殿は古代ギリシャの神殿の中で最大規模「長さ96m」「幅40m」「104本の列柱」、600年の長い期間をかけて西暦131年に完成。
現在は神殿は崩れてしまって、15本の柱が立ったまま、残され1本の柱は倒れたままです。



その後ギリシャはローマ帝国の支配下になって、キリスト教が国教だったローマ帝国が西暦393年に異教として禁止するまで1169年間開催されていた。
その後『近代オリンピック』の第1回大会が1896年アテネで開催、古代オリンピックの競技場としてつかわれていた場所にパナシナイコスタジアムがつくられた。

パナシナイコスタジアムは2004年アテネオリンピックの会場、いまは一般公開もされている!
古代オリンピックが始まった紀元前8世紀〜紀元前1世紀には、古代ギリシャ文明の「哲学」「政治」「文学」「芸術」など多くの分野で西洋文明の基礎が築かれ、いまの社会にも影響を与えています。
ギリシャの首都『アテネ』は古代ギリシャ文明の中心地として神殿や遺跡が数多く点在している。
僕が実際にアテネを訪れた経験をもとに、パルテノン神殿をはじめとする有名な神殿・遺跡を紹介していきます。





アテナイのアクロポリス
アテネの中心にある大きな丘『アテナイのアクロポリス』は古代ギリシャの文明・文化の象徴です。
「アテナイ」は古代ギリシャ時代のアテネの古名、「アクロポリス」は高い都市という意味で、政治・文化・宗教の中心地として儀式や祭典が行われていた場所です。
パンテノン神殿・イロド・アティコス音楽堂・ディオニューソス劇場などの多くの神殿・遺跡が集まっています。


アテナイのアクロポリスの遺物は、ロンドンの大英博物館やパリのルーブル美術館にも収蔵されている。
それはイギリスやフランスなどが奪う・盗むはしないものの、無料同然で強引に購入して、実質的に美術品を奪うようなことが行われてきたからです。
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ナポレオンの美術品収集
世界屈指の観光都市『パリ』は歴史や文化・芸術の都として、世界中から多くの人が訪れる場所ですよね。 凱旋門を中心に12本の通りが放射状に延びて、主要な広場や宮殿が結ばれている世界でも屈指の美しい都市です
Paris
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エジプトやギリシャやモアイ像も
ロンドンのテムズ川沿いの主要な観光地、博物館・美術館を、実際に僕がロンドン何度も訪れた経験をもとに紹介していきます。
London
アクロポリスは高さ約156メートルの岩の丘の上にあります。

アクロポリス入口の門プロピレアをくぐる。




パンテノン神殿『古代ギリシャ建築の最高傑作』
アクロポリスの最も高い中心にあるのが『パンテノン神殿』です。
紀元前447年に建設が始まって紀元前438年に完成、古代ギリシャ建築の最高傑作といわれています。
神殿の柱の間隔や建物の長さ・幅は、黄金比(1:1.618)で緻密な設計がされていて、実際にみるとめちゃめちゃ美しかったです。

黄金比はモナ・リザ、ミロのヴィーナス、クレジットカード、Appleのロゴ にもつかわれている!



パルテノン神殿はその後のルネサンスの建築や絵画にも大きく影響を与えています。

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フィレンチェのドゥオーモ、ルネサンスの絵画、ダビデ像など影響を与えた
僕は世界中を旅をするのが大好きで、約30ヵ国をほぼ全て一人で歩き回ってきた。 海外で働いたことやボランティアをしたこともあるが、『一人旅』でしか得られない経験や学びはたくさんある。 ここでは学生時代、
フィレンチェ
丘の上からはアテネのまちが一望できる。



ディオニューソス劇場『ギリシャ最古の劇場』
『ディオニューソス劇場』は紀元前6世紀につくられた、古代ギリシャの演劇が初めて上演された半円形の傾斜のギリシャ最古の劇場です。
かつては約17,000人が収容できて、その後つかわれなくなっていまの状態になっています。

イロド・アティコス音楽堂『いまも現役のコンサート会場』
『イロド・アティコス音楽堂』は西暦161年つくられた劇場で、半円形の32段の斜面の座席に約5000人収容ができます。



いまでもコンサート会場やColdPlayのMV撮影にもつかわれているよ!
新アクロポリス美術館
アテネで最も大きい『新アクロポリス美術館』には、アクロポリスから出土した古代ギリシャの彫刻や美術品が展示されています。



ローマン アゴラ『ローマ帝国の支配下の遺跡』
商業や集会の広場『ローマン・アゴラ』は、重要な遺跡として保存されています。
アテネは紀元前146年にローマ帝国の支配下になって、歴代のローマ皇帝によってアテネの都市の発展を促していました。


ハドリアヌスの図書館
ローマン・アゴラのすぐそばには、大規模な図書館『ハドリアヌスの図書館』がある。
ローマ皇帝ハドリアヌスによって建設された、アテネの学問と教育の中心地でした。



リカヴィトスの丘『アテネを一望できる』
アテネの中心から少し離れた、標高277mの美しい丘『リカヴィトスの丘』はアテネを別の角度から楽しめる場所です。

丘の展望台からはアテネの都市全体、アテナイのアクロポリスや地中海の絶景を見渡せすことができます。



