初めてのApple SiliconのCPU「M1チップ」を搭載した『M1 MacBook Air』が発売されてから、MacBookは『インテルCPU』からApple独自のCPU『Apple Silicon』に完全移行した。
『M1 MacBook Air』を一年ほど使っていたが、初めはApple Siliconの驚異的な進化にかなり驚いた。M1 MacBook Airは13インチの薄いノートPCだが、動画編集もストレスなくできるので、ほとんどの人にとっては十分なスペックだ。
以前まで『M1 MacBook Air』を気に入っていたが、いまは『M1 Max MacBook Pro 16インチ』を使っている。
『M1 MacBook Air』に加えて、新しいM2チップを搭載した『M2 MacBook Air 13インチ』『M2 MacBook Air 15インチ』と『MacBook Pro 16インチ』も含めて比較するので、購入の参考にしてもらえると嬉しい。
M1 MacBook Air レビュー
僕が使っていた『M1 MacBook Air』は「ユニファイドメモリ16GB」「ストレージ1TB」「カラーはスペースグレー」だ。
PC本体はコンパクトで、梱包も本体の他に「アダプタ」「Type-Cケーブル」「簡単な説明書」だけでシンプルだった。
M1 MacBook Airは斜めの形状になっていて、キーボードに手を置いたときに、手に食い込いこみが少ないのでタイピングがしやすい。
また、Apple Siliconからずっと不評だった『バタフライキーボード』が『マジックキーボード』になってことで、「より押し込みが深く」「汚れが溜まりにくい」仕様になった。
『接続端子』『電源』『アダプタ』
接続端子は左側にThunderbolt ✕ 2、右側にヘッドフォンジャックがある。電源は左側のThunderboltからしか供給できないのと、接続端子が少ないのは不便な点だ。
電源アダプタは以前まで使っていた『13インチ MacBook Pro』よりコンパクトになって、外出先への持ち出しも楽になった。
外部モニターに接続しても、発熱がほとんどない
『M1 MacBook Air』をCalDigitの『TS3 Plus』を介して4Kモニターに映像出力していたが、本体の発熱はほとんどなかった。『インテルCPUのMacBook』を同じセットアップで使っているときには、本体はかなり発熱していたので大きな進化だ。
サイズ感やスペックを他のMacBookと比較
僕はよりハイスペックで作業領域が広い『M1 Max MacBook Pro 16インチ』にその後買い替えたが、『M1 MacBook Air』は簡単な事務作業から動画編集などの重い作業まで負荷なく行えて、ほとんどのユーザーにとって満足するMacBookだと思う。
M1 MacBook Airは軽く薄いので、気軽に持ち運ぶことができて外作業にオススメだ。M1 Max MacBook Pro 16インチと外観を比べてみると圧倒的にコンパクトなのがわかる。
左『M1 Max MacBook Pro 16インチ』 右『M1 MacBook Air』
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MacBook 16インチなど、いま使っているApple製品
俺がつかっているApple製品一覧。
keita-inagaki.com
MacBook Proのハード面の大きなメリットは接続端子が多いことだ。
最新のApple Silicon『M3 Max MacBook Pro 16インチ』にも、左に「MagSafe充電端子」「Thunderbolt ✕ 2」「ヘッドフォンジャック」、右に「HDMI」「Thunderbolt」「SDカード(SDXC)」が同じようにある。
僕の場合はMacBookはデスクで使うことが多いので、M1 Max MacBook Pro 16インチで「さらにハイスペックな性能」「接続端子が多く」「16インチの大きなサブディスプレイ」にして、デスクがより快適になった。
M2 MacBook Air『スペックが高く、接続端子も増えた』
よりスペックの高いMacBook Airがほしいなら、M2チップ搭載の『M2 MacBook Air』がある。
『M2チップ』は『M1チップ』よりCPUの処理性能が1.4倍速くなり、ハード面では接続端子が「Thunderbolt ✕ 2」「ヘッドフォンジャック」に加えて、M1 MacBook Airにはない「MagSafe充電端子」が新しく搭載された。
『M1 MacBook Air』でも十分な処理性能があるので、値段や様々なスペックを比較したうえで『M2 MacBook Air』を選んだほうが良いと思う。
スペック | M2 MacBook Air | M1 MacBook Air |
---|---|---|
チップ | M2チップ | M1チップ |
ディスプレイ | 13.6インチ(Liquid Retina) | 13.3インチ(Retina) |
サイズ(cm) | 30.4×21.5×1.1 | 30.4×21.2×1.6 |
重さ | 1.24kg | 1.29kg |
解像度 | 2,560 x 1,664ピクセル | 2,560 x 1,600ピクセル |
輝度 | 500ニト | 400ニト |
カメラ | 1080p | 720p |
スピーカー | 4基(空間オーディオ対応) | 2基(ステレオ) |
GPU | 最大10コア | 7コア |
メモリ | 最大24GB | 最大16GB |
ストレージ | 最大2TB | 最大2TB |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間 |
リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz |
M2 MacBook Air 15インチ『大きな作業領域、軽くて薄い』
『M2 MacBook Air 15インチ』は、『MacBook Pro 16インチ』より軽く薄いのと、『M1 MacBook Air』のラインナップにない15インチの大きな作業領域の両方のメリットがある。
ハード面では、おなじく接続端子が「Thunderbolt ✕ 2」「ヘッドフォンジャック」に加えて、M1 MacBook Airにはない「MagSafe充電端子」が新しく搭載された。
M2チップはM1チップと同様に十分な性能はあるが、『M2 MacBook Air 15インチ』と最新の『M3 MacBook Pro 16インチ』の値段や様々なスペックを比較したうえで、検討してみると良いと思う。
スペック | M2 MacBook Air 15インチ | M3 MacBook Pro 16インチ |
---|---|---|
チップ | M2チップ | M3 Proチップ or M3 Maxチップ |
ディスプレイ | 15.3インチ(Liquid Retina) | 16.2インチ(Liquid Retina XDR) |
サイズ(cm) | 34.0×23.8×1.2 | 35.6×24.8×1.7 |
重さ | 1.5kg | 2.1kg |
解像度 | 2,880 x 1,864ピクセル | 3,456 x 2,234ピクセル |
輝度 | 500ニト | 最大1,600ニト(HDR対応) |
カメラ | 1080p | 1080p |
スピーカー | 6基(空間オーディオ対応) | 6基(空間オーディオ対応) |
GPU | 10コア | 最大40コア |
メモリ | 最大24GB | 最大128GB |
ストレージ | 最大2TB | 最大8TB |
バッテリー | 最大18時間 | 最大22時間 |
リフレッシュレート | 60Hz | 120Hz |