Appleの純正バッテリー『MagSafeバッテリーパック』はiPhone 15シリーズの発表からApple Storeからの取扱がなくなった。MagSafeが初めて搭載されたiPhone 12シリーズと同時に発売されたバッテリーで俺は発売直後から使ってきた。
MagSafeがiPhoneに搭載されたときにはサードパーティーのMagSafeバッテリーも少なかったので、取扱終了後に改めて正直にレビューしたいと思う。
MagSafeバッテリーパックのスペック
『MagSafeバッテリーパック』はAppleらしいデザインで質感も高いので触り心地もいい。毎年iPhoneはカメラがどんどん大きくなってきたがiPhone 15 Proでも問題なく使える。
端子はみんなが大嫌いなライトニングなので充電は不便だ。
軽く、充電しながら操作しやすい
本体は117gと軽く薄い。Proシリーズの最軽量iPhone 15 Proに装着しても312gと軽いので装着したままでも操作しやすい。
バッテリー容量が小さすぎて、話にならない
MagSafeバッテリーパックの容量は1,460mAhでかなり小さい。現行トップiPhone 15 Pro Maxは4,422mAhなので容量はほど遠くほかのiPhoneもカバーできる容量ではない。
iPhone 15 Pro | 3,274mAh |
iPhone 15 Pro Max | 4,422mAh |
iPhone 15 | 3,349mAh |
iPhone 15 Plus | 4,383mAh |
iPhone 14 Pro | 3,200mAh |
iPhone 14 Pro Max | 4,323mAh |
iPhone 14 | 3,279mAh |
iPhone 14 Plus | 4,325mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095mAh |
iPhone 12 Pro | 2,815mAh |
MagSafeバッテリーパックを実際に使ってみて
装着面が柔らかくカタカタと動いて装着するときのカッチとした音や感触は気持ちがいい。ガッチリくっついてちょっとした衝撃でもズレないのはさすがApple純正品といった感じだ。
Apple純正でUIはカッコいい
バッテリーパックを装着したときにはカッコよく充電が開始されて、UIはApple純正らしくオシャレだ。
バッテリーパックをiPhoneに装着すると充電ウィジェットで確認できるで便利だ。
iPhoneの充電は『90%』がデフォルト
デフォルトの設定だとiPhoneの充電は90%で保持させるようになっている。フル充電したいなら設定画面で「90%を超えるまで充電」の再設定が必要なのが少し面倒だ。
充電速度は遅い
MagSafeバッテリーパックの充電速度は7.5WでMagSafe最大速度の15W充電はできない。ライトニングをバッテリーパックに20W以上のアダプタでつなげれば15W充電ができる。
そのままiPhoneにケーブルを差し込んだほうが早く充電できるので、バッテリーパックに電源をつないで充電するメリットはほとんどない。
MagSafe対応ケースの上から充電できる
MagSafe対応ケースならiPhoneに裸で装着したときと変わらずガッチリくっつき充電ができる。
AirPodsも充電できる
iPhone以外のMagSafe対応のAirPods・AirPods Proもくっつけて充電ができる。
MagSafe充電なら、他の選択肢も
『MagSafeバッテリーパック』は「かっこいいデザイン」「コンパクトで軽い」「使いやすいUI」が欲しい人にとっては良い選択だと思うが、価格が高いのにバッテリー容量が少なすぎる。
Ankerの『Power Bank』は「価格が安い」「バッテリー容量が約3倍」「充電速度は7.5Wで同じ」「スマホスタンドとして使える」ので圧倒的にいい。俺はMagSafeバッテリーパックはメルカリで売却していまはPower Bankを使っている。
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