Suica タッチレス改札 導入へ【5G通信とミリ波についても】

JR東日本は、Suicaやスマホを読み取り機にかざすことなく改札を通過できる「タッチレス改札」を開発していることを発表しました。

導入する駅・時期などは未定ですが、2022年〜2023年の導入を目標にしていると発表されました。

Suica タッチレス改札とは

出典:東京新聞HP「www.tokyo-np.co.jp」

現在の自動改札は、ICカードもしくはスマホを読み取り部にかざして構内に入退場します。交通系ICカード(Suica等)やモバイルSuica(iOS,Android)が利用できます。

それ以前は、改札で駅員さんに切符を渡して確認してもらっていた。それが、改札機に切符を挿入して磁気で読み取る自動改札機が導入され、現在のタッチで読み取る改札になったのです。

「タッチレス改札」になると、改札上部から照射するミリ波がカバンの中にあるICカードやスマホを読み取ることができます。

「タッチレス改札」によって入退場の混雑緩和につながるほか、カバンやポケットからカードやスマホを取り出さなくてもよくなります。右利き左利きも関係ありません。また、両手がふさがっても大丈夫です。

ミリ波とは

「タッチレス改札」のミリ波は、利用者が改札ゲートに入ると瞬時に通過できるか認識できるものです。そのスピードは5Gのデータ通信に匹敵する速度だと発表しています。

改札上部から照射されるミリ波は人体に影響がないもので、JR東日本は2005年から研究を進めており、国の基準値の10分の1以下だと発表しています。

ミリ波とは

ミリ波の波長は、1mm~10mmと非常に短く、マイクロ波と同様に強い直進性があり、非常に大きな情報量を伝送することができる。低い周波数帯と比較してあまり利用が進んでいないことから、大容量・長距離の伝送を可能とする技術や無線装置の小型化・低価格化等、利用促進に向けた技術の研究開発が行われている。

引用;「総務省電波利用ホームページから抜粋」

また、ミリ波の周波数は30 – 300GHzで高い周波数が特徴です。

5G通信とミリ波

次世代高速通信5Gにおいてもミリ波は今後キーワードになってきます。

ミリ波は通常の通信に使われている周波数よりも高く、現在の通信にも使われていません。そのため、広周域で通信が利用できるほか、5Gの大容量に適しているなど利点も多いのです。

一方で、ミリ波は長距離や障害物で伝達ができないという課題もあり、5G通信でミリ波をいかに活用していくのかが、今後重要になってきます。

5Gのミリ波の活用としては、駅・空港やオフィスやイベント会場などの通信を共有できる一定の規模の空間で利用されることが検討されています。

一定規模の空間でミリ波を使った5Gの利用が、最も高速で大容量のデータを共有できる「画期的な5Gの利用方法」になるといわれています。

まとめ

出典「msn.com」

JR東日本は「タッチレス改札」を2〜3年後から随時、老朽化により取り替えが必要な改札から導入していく予定です。

タッチレスの導入後も、「顔認証」による入退場ができるシステムの開発や導入も検討していることも発表しました。スマホもICカードも何も持たずに電車に乗れる未来を考えているようです。

またレジの前に立っただけで、「タッチレス」で支払いができるシステムもFelicaでドコモとソニーが開発中であることも発表されています。

5G通信に大きな注目が集まっていますが、「タッチレス」や「顔認証」によっても世の中は大きく変わっていくことになるでしょう。