渋谷で本格的なコーヒーが無料で飲める場所をご存知でしょうか。
キングコングの西野さんのプロデュースでオープンした『渋谷フリーコーヒー』です。2019年の12月15日にオープンしました。
- 営業時間は11時〜21時
- コーヒーはセルフサービス
- 無料は1日で1杯まで
- 個人スポンサーの資金で成り立っている
渋谷フリーコーヒー 場所
渋谷のスクランブル交差点を渡ります。

センター街へ。

センター街を入ってすぐを右へ。「PRINTONE」と書いてある建物です。

東京都渋谷区宇田川町24−2 コースト渋谷ビル1 F
渋谷フリーコーヒーに行ってみた
建物の自動ドアを入ってすぐにあります。

コーヒーはセルフサービスです。おしぼりも置いてありました。

個人のスポンサーの方によって無料で飲めます。
種類はBITTERとMILDの2種類です。僕はMILDを選びました。提供していただいた小幡さんありがとうございました。

お世辞抜きに本当に美味しかったです!!(笑)

コーヒーが置ける机があります。渋谷フリーコーヒーのフリーペーパーが置いてありました。

西野さんの絵本やグッズが置いてあります。無料で飲んだコーヒーも販売されています。

渋谷フリーコーヒーのコンセプトとは
渋谷フリーコーヒーのメインはコーヒーではなくて、西野さんの絵本やグッズのショップを渋谷に出店することから始まっています。
グッズショップだとリピートして来てくれる人が少ないので、無料でコーヒーを飲めるスペースがあれば何度も来店してくれると考えたのです。
また、無料コーヒーも販売してコーヒー目当てで通ってくれる人もいると考えたようです。詳しい事は西野さんのブログにも説明があるのでチェックしてみてください。
キンコン西野が渋谷センター街に『無料のコーヒーショップを』をオープン!
コーヒーは支援にもなっている
提供されるコーヒーはラオスでつくられたものなので、後進国のラオスの手助けにもなります。
絵本『チックタック 約束の時計台』はラオスの学校がモデルになっています。そして、ラオスの小学校を『チックタック 約束の時計台』の印税で建設することも発表しています。
西野さんはラオスに対してあらゆる面で支援をされているのです。
スポンサーについて
コーヒーの費用は個人のスポンサーから補うので、無料コーヒーが飲まれるほど収益も増えていきます。
スポンサーとしてお金を出す人は自分の名前のほかに、TwitterやInstagramのアカウントを提示できるので、知名度をあげたりフォロワーを増やすことにもつながります。
僕も実際にコーヒーを頂いた際に、お金を出していただいたスポンサーの方にお礼の連絡をさせて頂きました。コーヒーをいただいた方とのつながりができるのも良かったです。
キャッシュレスとしての渋谷フリーコーヒー
渋谷フリーコーヒーについて、西野さんは「人は、知らない50人の為に1万円を払って、コーヒーを贈るのか?」という実験であるとブログで説明しています。
渋谷フリーコーヒーは本当の意味でキャッシュレスです。
自分のお金を全く使うことなく物を提供してもらったりサービスを受けられます。お金に対する価値観が変わってゆけば、渋谷フリーコーヒーのようなキャッシュレスは増えてくるかもしれません。
渋谷フリーコーヒーは発信するキッカケに
今は「信用はお金に換えられる」時代です。
信用があれば、仕事を貰えることもクラウドファンディングで支援を受けることもできます。そして、信用を得るため誰もが発信したいのです。
渋谷フリーコーヒーでお金を出してコーヒーを提供することで、自分の認知度をあげることができます。
ホームレス小谷さんとキャッシュレス
西野さんの友人のホームレス小谷さんをご存知でしょうか。小谷さんはホームレスで家がありません。
小谷さんは自分の1日を50円で売っています。
風呂掃除をしたり、草刈りをしたり、鬼ごっこをしたり依頼は多種多様です。1日50円だと1ヶ月フルで働いても1500円しか稼げないことになります。
しかし、小谷さんはお金持ちにはなれませんが、信用持ちになります。
例えば、50円で1日草刈りの依頼をお願いしたとします。
作業終了後、50円だけ渡して「小谷さんありがとう」でおわる人はいないでしょう。50円だけで働かせてしまうと誰でも申し訳ない気持ちになります。
ほとんどの人は、働いてもらったお礼に昼ごはん・夕ごはんをごちそうしたり、その後飲みに一緒に行ったりします。お金はもらっていませんが、もらうお金以上のご飯代と飲み代そして信用を受け取っていることになります。そして、「小谷さん今日一日ありがとうございした」とすごく感謝します。
小谷さんはお金を受け取らない代わりに大きな信用を得られているのです。
多くの人は仕事をしてたくさんのお金を受け取ってしまうことで、本来得られる信用をお金として受け取ってしまいます。
お金を受け取らないことは信頼につながるのです。
コーヒーを提供するスポンサーの方や西野さんは、無料でコーヒーを提供することで信用を得ることできるのです。